Happy Circulation社員が語るレリアンの
ハッピーサーキュレーション
TALK Circulation 02
人事・総務部 課長 大口佳子 / 係長 佐藤育絵
サステナブルについて、レリアン社員が語ってつなげる「トークサーキュレーション」。第2回は、服づくりに関わる人の健康や人権に配慮する取組み「for PEOPLE」より、健康経営にフォーカスします。
レリアンが健康経営に取組みはじめたのは、いつ頃からでしょう?
佐藤『健康憲章宣言』を策定したのは 2017年ですが、健康経営という言葉が広まる前からレリアンには従業員の健康を大切にするカルチャーがあったように思います。私が入社した翌々年の 2009年には健診休暇が導入され、当時とても驚いたことを覚えています。
大口レリアンはお客様と長いお付き合いをさせていただくケースが多いので、自然とお一人お一人の健康を気にかける機会が多くなるんですね。女性が多い会社であることに加え、そうしたお客様とのつながりも健康に対する会社全体の意識の高さに影響していると思います。
働く人の健康を重視する企業姿勢は、毎年「健康経営優良法人」に認定され続けている点にもあらわれていますね。
大口認定を受けるのは、実はけっこう大変なんです。定期健診の受診率や受診内容など毎回チェックされる項目に加え、例えばワーク・ライフ・バランス(仕事も生活も充実させる働き方)の推進など、従業員の健康維持にどれだけ力を入れているかが細かく問われる。約80にも及ぶ項目で評価されるんです。
佐藤そのため日頃からメディアの情報を収集したり、健康サポート会社に相談しながら、従業員がより健康に働けるための取組みを模索しています。これまでに、時差出勤の促進による朝型勤務・残業低減の推進や、社内で手軽にサラダやフルーツを購入できる福利厚生サービスの導入にも取組んできました。
大口評価の結果は偏差値みたいに数値化されるので、1年間の自分たちの取組みを振り返りつつ、今後の目標を立てやすいのが認定制度の良いところですね。
定期健診の受診率はどれくらいでしょう?
佐藤レリアンは2017年に受診率100%宣言をしました。その年の受診率は81.2%でしたが、以降、毎年数値アップに取組んだ結果、2023年にようやく100%を達成しました。
大口毎年佐藤が未受診者に直接電話をかけて、とにかく「受けてください」と繰り返し呼びかけています。健診代行会社に本人へのメール通知を依頼することもできますが、メールを送るだけだと見逃されてしまうことが多いので、電話での勧奨にこだわっています。
受診率80%でもアパレル業界ではかなり高い数字ですよね?
大口よく他社さんに受診率アップの秘訣を訊かれますが、「追い込むんです」と答えています(笑)。 言葉はきついですが受診は何よりも本人のため。実際に健診で大きな病気が見つかっていることを考えれば、会社としてただ勧奨の努力義務を果たしていればよいというわけではありません。そこは妥協せず徹底して毎回の100%を追求しています。
佐藤受診率だけでなく内容を充実させることも大事で、例えばオプション検査にエクオール検査ソイチェック※を取り入れるなど、なるべく女性の視点を活かして検討するように努めています。最近は乳がん・子宮がん検査を取り入れる企業が増えているようですが、レリアンでは2019年から全額会社負担。2021年以降は全てのオプション検査が会社負担で受けられるようになりました。
※エクオール検査ソイチェック:女性ホルモンに似た働きをするエクオールの量を測定することで、腸内にどれくらい のエクオール産生菌が存在するかを調べる検査
他にはどのようなことに取組んでいますか?
大口インフルエンザの予防接種についても接種率向上を目指し、本社オフィスでは集団接種を前提に全額会社負担、店舗スタッフなどの個別接種には補助が出るようにしました。早くから予定が埋まりがちな役員陣などは接種機会を逃す傾向があるので、なるべく早い段階での告知に努めています。
写真左上:野菜不足解消に向けて、冷蔵庫に定期的に野菜食品が補充される福利厚生サービスを導入。手軽に安くサラダやフルーツ等を購入できるので、補充のたびにすぐに売り切れるほど人気です。左下:スタンディングテーブルやバランスチェアのあるコーナーを設置。デスクワーク中心の本社オフィスで“座りっぱなし”にならない工夫をしています。右:本社オフィス内の自販機。購入代金の一部をピンクリボン活動に寄付する仕組みにしています。
今後の課題や、チャレンジしたい取組みを教えてください。
大口健康保険組合主催のウォーキングキャンペーンへの参加を促進したいです。楽しみながら参加しているのは本社の一部だけというのが現状で、なかなか全国店舗での参加率が上がりません。店舗どうしが楽しく競い合うくらいに盛り上がる状況を目指したいです。
一方で、自分自身の日常生活を改めて見直すことも大切だと思っています。自分が健康でないと仕事の関わりを含めて色々なことがハッピーにならないと思うので、食事や睡眠の質・量に気を配っていきたいですね。
佐藤規則正しい生活は誰もが心がけたいと思っているにも関わらず、実はいちばん難しいことなのかもしれません。健康には日々の継続こそが大事なので、セミナーの実施などを通してしっかりと従業員に伝えていけたらと思っています。
最後に、プライベートで実践されている「私のサステナビリティ」がありましたら教えてください。
大口買い物に行く時のエコバックは絶対ですね。職場にもマイボトルを持参して、なるべくペットボトルの廃棄が増えないようにしています。
佐藤私は使い切れる量の食材を買うように心がけています。キャベツ1 玉でも余ってしまいがちなので、特売で1玉が安くなっていても、あえて半玉を選ぶようにしています。